こんにちは、さいさいです。
社会人として5年程働き、留学しなかったことに後悔するのではないか、国内で英語力を伸ばすことに関して限界を感じたこと、同じ会社に居続けることに対する飽きなどの理由から、留学を決意しました。
ふと自分の立場を思い返してみると、会社を辞めてまで留学することのメリット・デメリットは何なのかということを言語化していきたいと思い、記事にしました。
人生100年時代と言われ、リカレント教育の重要性が増してきています。ちなみにリカレント教育とは下記のことを指します。
義務教育または基礎教育の修了後,生涯にわたって教育と他の諸活動(労働,余暇など)を交互に行なう教育システム。スウェーデンの経済学者ゴスタ・レーンの提唱した概念で,1970年経済協力開発機構 OECDの教育政策会議で取り上げられ,研究が進められている。スウェーデンやフランスの有給教育制度,アメリカ合衆国のコミュニティ・スクール,日本の夜間制社会人大学院,放送大学などがその例である。青少年の社会参加を早め,過重な教育負担や教育内容の世代間較差を解消するなどの効果が期待される。
コトバンク より引用
https://kotobank.jp/word/%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%88%E6%95%99%E8%82%B2-168588
私は会社を辞めて留学したり、大学院や大学に進学することもリカレント教育の一環だと考えています。
一般的には転職は次の会社を見つけてからしたほうがいいといわれていますが、転職前に留学等を挟むのもいいのではないかと考えています。
前置きが長くなってしまいましたが、社会人が会社を辞めて留学することのメリット・デメリットを記事にしていきます。
ワーキングホリデーも似たようなものではないでしょうか。
Contents
メリット
様々な属性の人との出会いがある
留学の醍醐味といえば、普段所属していないコミュニティの人と出会うチャンスがあることです。
・現地で働いている駐在員や現地採用の日本人の方、海外出張に来ている人、
・国費で交換留学している学生や現地の語学留学校に通っている生徒、
・現地で生まれ育った人、
・海外から働いたり学びに来ている外国人、
・youtuber・ブロガーさん、現地で会社を起こしているパワフルな経営者
など、様々な属性の人と出会いがあります。
滞在期間も様々で数日しかいない人もいれば数十年住んでいるような人もいます。
現地の人と結婚したり、会社を作ったり、採用されていてずっと住んでいる日本人の方と話せる機会があれば、歴史話など深い話を聞くことができます。有名店や穴場スポットを聞くことができ、留学生活のQOLがあがります。
ちなみに半年以上の滞在日数があるのであれば、日本人会に籍を置いておくと生活がはかどります。
「現地名 日本人会」で検索すると出てくるでしょう。
また現地で出会う学生から最近の流行を知ることができたり、優秀な学生との出会いにより、このままではヤバイという危機感が芽生えたりすることがあります。
濃密な時間を共に過ごすことになり、留学終了後も付き合いが生まれますので、なるべく多くの人と出会っておくとよいのではないかと思います。
語学力が伸びる
人によって留学中の過ごし方は様々あるので語学力の伸び方は様々ですが、現地の人と現地の言葉で話した分だけ語学力が伸びること間違いないでしょう。
生活をするうえで現地の言葉だったり英語を使うことになるので、日常会話は使わざるを得ません。
カタコトで話してみても、相手の方が「~のことね」というように、正しい表現で聞きなおしてくれるので、こういう風に言えばいいのかというストックができてきます。
また様々な看板だったりチラシなどで現地語を目にするうちに、日本の学校で学んだ以外の表現を目にすることになるので
仕事のリフレッシュになり、生き方を見つめなおすことができる
社会人が辞めて留学することの大きなメリットの一つです。ずっと同じ会社で働いていたり、おなじ職業をこなしていると飽きが来てしまいます。思い切って海外に出ていくことで頭の使い方が変わったり、残業でしんどい思いをしていた場合は働かなくてもよくなるため、リフレッシュになります。
会社を辞めるまではうつっぽくて気持ちが落ち込むことが多々ありましたが、留学をしてからは思いつめて考えることが減りました。
まあ辞めてしまったからどうしようもないし、なんとかなるさ、と考えがシフトしました。
むしろ様々な人と出会うことで、今後の生き方をどうしようかと考えなおすことができました。
youtuberやブロガーと出会ったり、海外で起業する人と会うことができて会社を作ったり、現地採用されるという生き方もあるのか、と感動もありました。
人生における経験値があがる
確実に人に話せるネタが増えます。意外と留学中は暇な時が多かったり、異性との問題があったり話を聞いたりすることが多いのでネタが増えます。変な人(いい意味で)と出会いもたくさんあり、意外と共通の知り合いがいたり、帰国後に出会ったことがあるなどしてネタが増えます。
また現地で(大なり小なり)トラブルに巻き込まれることがあると思うので経験値があがります。
親や頼りになる人が身近にいなくなるので自分で考えて行動せざるを得ない状況になりますので、成長できます。
視野が広がる
これまで日本中心の視点で物事を考えていたのが、日本国外からの視点でニュースをとらえることができます。
なぜ他の国ではキャッシュレス化が進んでいるのに、日本では依然として進んでいないのだろうかだったり、海外で働くのは意外と楽かもしれないなどと考えるようになります。帰国後も現地滞在中も海外のニュースに関して関心をもったり、別の国に旅行に行きたいと考えたりできるようになり、ますます情報通になることができます。
学生のときよりも様々な視点で物事を考えることができる
学生のときであれば、学校で学んでいることを中心に物事をみがちですが、社会人であれば、税金や国の制度、社会、仕事の仕方など経験により学生よりも視野が広いので、学生よりも多くのことを吸収することができます。新聞やニュースにしても、学生が見落としがちな視点を拾うことができます。
デメリット
貯金が減る
ブログやyoutuber等、配当収入、年金、その他マネタイズできたり、定期収入がある方でなければ貯金は減っていきます。
意外と人付き合いや旅行でお金を使います。
語学学校で勉強だけしていると精神的につらいですし、せっかくの留学経験がもったいない気がします。
そうなるとお金を使わざるを得ず、貯金を食いつぶしていくことになってしまいます。
しかし将来のための投資と考えて、積極的に経験にお金を使うようにしましょう。
だらけてしまう可能性がある
学生との付き合いで社会人のときよりも緊張感がなくなったり、会社に行かなくてもよいためのんびりしてしまいがちです。
社会人生活のときは6時間睡眠だったのが、9時間睡眠に変わり時間を無駄にしてしまっていると感じることがありました。
前の会社などと比べて次の就職等で待遇が下がる可能性がある
一般的に日本企業は転職者に厳しい傾向があります。
仕事においてブランクができてしまうため、よほどの語学力の伸びがなかったり、現地で素晴らしいご縁がなく良い転職先に恵まれないことで以前働いていた会社よりも待遇が下がってしまう恐れがあります。
起業をするにしてもうまく行くまでには時間と労力が多くかかってしまい、結果がでるまでにあきらめてしまう可能性があります。
また転職で優良企業で働くことができたり年収があがったとしても、以前いた会社よりも居心地が悪かったり、働き方で不満が生まれることがあります。
p.s転職活動がうまくいかず、無職期間が長引くおそれがあります。
本当につらい思いをすると思うのでご注意ください。
学生と話が合わない、盛り上がれない時がある、孤独感を感じる、日本を恋しく感じる
社会人だった方であれば、学生との関心が違ったり、ジェネレーションギャップがあったり、生活リズムや時間や金銭感覚が異なるので話が合わないことが多々あります。説教臭くなってしまい、煙たがられることもあり、距離ができがちです。
また会社を辞めて留学やワーキングホリデーに来る日本人はまだまだ少数派で話が合う人と出会うことは多くはありません。
また慣れない海外生活のため、日本が恋しかったり、寂しさを感じることが多いです。
日本食料理はどこかしらあるとは思いますが、現地で食べられない日本食は多々ありますし、金額も高いのでそうそう食べることができません。お風呂に入りたいと思っても、ホテルに泊まらなければない国もあります。カラオケに行きたいと思っても洋楽しかない場合もあります。サービスやインフラの質は日本より落ちます。逆に日本では過剰すぎると感じることもありますが。
日本人だけでかたまってしまう
よくありがちな話です。私も日本人と一緒にいることが楽なので現地の人よりも日本人と一緒につるむことが多いです。
というよりも現地の人と何を話せばいいのかわからなかったり、現地の人よりも日本人のほうが面白いことがあります。
海外で一緒にできる球技などの趣味があればよかったかなと考えています。
私はなぜか日本が好きな現地の人とかかわることが多く、日本語や日本の文化(漫画や食事等)を教えたりしますが、語学力向上の面ではあまり効果がない気がします。
将来を考えて、現地の人脈を作っておくべきだとは思います。
異性とのトラブルが起きる
日本人女性は異常に持てます。
語学学校やホテルでストーカーが待ち伏せしていることもあります。日本人女性と付き合いたいがために通う人もいます。
外国で襲われる女性も少なくありません。
寂しくて日本人の男性と付き合いが始まる場合が多々あります。
現地で浮気をしてしまう事例も多々あります。(実際ばれにくいでしょうし)
日本で付き合っている人と別れてしまう人も多いです(長ければ長いほど、時差で生活リズムが変わってきたり、共通の話題が尽きてくるなどの理由で)
日本人男性はよほどのイケメンか現地の人にアタックしないかぎりモテないでしょう(東南アジアは例外?)
ということで異性とのトラブルが起こりがちなので注意してください。
まとめ
以上社会人が留学をすることに関するメリットデメリットを挙げました。私はこのまま会社に残っていても先が見えていましたし、単に転職するにしてもあまり結果は変わらないではないかと考え、思い切って留学することにしました。
もちろん留学してよかったと考えています。
今後は社会人が留学することに関して、やっておきたいことなどを記事にしていきたく考えております。
読んでいただきありがとうございました!