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イノベーション技術は政治的都市との距離に反比例して成長するか?

こんにちは。さいさいです。

今回は特に何かの役に立つかわかりませんが、どこかで見たような考えがふと湧き出てきたので、記事にしていきたく思います。

もしかしたらエンリコ・モレッティ「年収は『住むところ』で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学」に書いてあったかもしれません。以前記事にしましたが、気になった方は読まれてみることをおすすめします。

中国の深圳(深セン、シェンチェン)やインドのバンガロール、アメリカのシリコンバレーなどといった社会を大きく変えるイノベーション技術は中央政府との距離について考えてみれば、だいぶ離れているのではないでしょうか。
また江戸時代末期になりますが、徳川幕府が崩壊するのに欠かせなかった軍事技術の向上も中央政府から離れた九州で発生しました。(佐賀や鹿児島、山口あたり)

ここまで書いてみて「イノベーションは辺境で起きる」という言葉を思い出しました。「辺境」、「イノベーション」で検索するといろいろと出てきます。

現在の発展著しい中国の深圳、インドのバンガロール、アメリカのシリコンバレー、日本の徳川幕府と九州に関して話を戻してみると、中国の政治都市は北京、インドはデリー、アメリカはワシントンD.C.があげられるでしょう。


いずれも中央政府からかなり離れたところで社会を変えるイノベーション技術が発生しています。(もちろん、近場でも発生している事例も見つかるでしょうが)

深圳(深セン)

深圳(深セン)は1980年は人口30万人の漁村だったといわれていますが、2017年時点では人口が1253万人となり、人口が40倍に増えています。テンセントやファーウェイ、ANKER、ZTE、DJIなどは聞いたことがあるのではないでしょうか。それらの企業が深センから誕生しています。モバイクというサイクルシェアリングサービスや格安高品質スマホやQRコード決済、高品質なモバイルバッテリー、ドローンシェアを大きく占めているなどこれまでになかった製品・サービスを続々と生み出し続けています。

バンガロール

またバンガロールはインドのシリコンバレーと呼ばれ、インドで有名なIT企業スタートアップ企業が存在しています。
世界的に影響力を及ぼしている外食宅配アプリのZOMATOやインド国内で使われているSWIGGY、AMAZONのインド版のようなFLIPCART、QRコード決済のPAYTM、UBERのライドシェアのインド版であるOLA、遠隔で医療診断をし、近所で薬を処方してもらえるといった遠隔医療アプリのDocsAppなどがあげられます。またインドにおける世界第5位の時計メーカーTitanタイタンなどがあります。
バンガロールではスマホで利用可能なサービスが多いですが、ほかの南の都市(マドゥライ、ムンバイ等)であっても製造品(義手義足等やタタ・ナノ、チョトゥクール、眼科医療の低価格・無料診療など)を既存の製品・サービスと比べ安価に作り出すイノベーションを起こしています。

以上の都市の事例を踏まえて伝えたかったこと

アメリカや日本に関しては有名すぎると思いますので割愛しますが、イノベーションは政治的都市に反比例しているのではないかと思いました。
現在日本では東京における人口の一極集中、地方の少子高齢化の加速により地方経済の衰退、地方創生を盛んに言われていますが、九州や北海道、東北において、イノベーションを起こしていくことで、地方経済も復活していくのではないかと思います。福岡はイノベーション都市として近年騒がれています。メルカリやlINEなどをはじめとするIT企業があつまり、若者もたくさん集まる街です。政治都市から離れることで自由な考えが発生しやすいのか、不可能と決めつけてしまわないためか、イノベーションが起こります。
私はまだ30台に入っていないので将来九州でイノベーションを起こして地方創生に貢献できればと思います。

http://saisai763.com/2019/03/27/「年収は住むところで決まる」から考える日本の/

拙い文章でしたが、読んでいただきありがとうございました。

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